チャン・ヒョクさんから"「愛」と「人とのつながり」を感じてください!"
2012.02/23
ドラマ「ありがとうございます」を友人たちに薦められ、見たのが2010年2月のことでした。
多くの感動をもらい、そしてドラマに登場していたチャン・ヒョクさんの演技とその眼差しに
それまでに見ていた韓国ドラマの俳優さんたちとはひと味違う感動を覚えたものです。
そのチャン・ヒョクさんの最新出演ドラマ「根の深い木」が、この3月からKNTVで日本初放送を
迎えるにあたり、2月10日(金)に第1話先行試写会が開催されました。
その試写会終了後、チャン・ヒョクさんに直接お話を伺ってみました。
-一昨年の「チュノ~推奴~」に続き、この「根の深い木」で時代劇に出演となりましたが、
出演を決めたポイントは何だったのでしょうか?-
韓国人が最も尊敬する「世宗大王」がハングルを創設した史実を元にしたドラマですが、
その中に宮殿内で起こるミステリーもプラスされた脚本に惹かれたのはもちろんです。
しかし、それ以上に、私が演じた「カン・チェユン」という人物が深く愛と情を求め、
1人の女性を深く深く愛していくというラブストーリーであることにとても魅力を感じて、
出演を決めました。
-「チュノ~推奴~」でもこの「根の深い木」でも激しいアクションシーンが出てきましたね。
プライベートでも「ジークンドー」を習っているとお聞きしましたが、
今でも続けていらっしゃいますか?-
「ジークンドー」を始めたきっかけは、俳優として演技力のために武術も必要と考えたからです。演技をするには呼吸とバランスが非常に重要ですが、
武術によってそれを整えることができます。
例えば、中国の京劇がありますが、これもあの華麗なアクションを学ぶためではなく演技を
学んでいて、それと同じですね。
今でも続けていて、自宅には木製の型を置いて練習していますし、
時間があれば道場にも行きますよ。
-アクションスターとも言われることについてはどう思われますか-
アクションはあくまでも演技の幅を広げるためのものですから、
特にそこに(アクション)だけにこだわったりしているつもりはないですね。
-第1話を拝見しましたが、ここに登場した「カン・チェユン」は非常に短気であり、
正義感の強い少年であったと思いますが、成長したのちご自身が演じられるカン・チェユンと
ご自身との共通点や今後の展開について教えてください-
確かに少年時代のカン・チェユンは、少し知的障害のある父を守られねばならないという気持ちが強いですが、彼は父の死によって、「愛」と、人と人とのコミュニケーション(つながり)を求める気持ちが強くなり、大きく変わっていきます。その気持ちを1人の女性を愛することで、
人間的に成長していくのです。そういう点は自分自身でもとても共感できました。
さらにドラマの主題でもある「ハングル」こそが、当時の上流階級と下流階級の人々をつなぐ
コミュニケーションのために作られたものであることが
このドラマで皆さんにもよくわかっていただけると思います。
-ドラマの主人公・世宗大王をハン・ソッキュさんが演じられたことでも大きな話題となりましたが、共演された感想などを教えてください-
ハン・ソッキュさんとはもちろん初めて共演させていただきました。
何かをアドバイスされたとかということはありません、
というよりもアドバイスとは上下の関係において存在しうるもので、
そういう関係ではありませんからね。
ですが、共演する中でその分析力のすばらしさを感じることができたことは間違いありません。
世宗大王は物静かで知的なイメージですが、ハン・ソッキュさんが演じた役は人間味があり悩む姿や楽しむ姿で視聴者に新鮮に映ったと思います。
そういう意味でも俳優の解釈(分析力)は重要だと改めて学んだといえます。
-デビュー15周年を迎えられましたが、15年を振りかってみてどうですか?
もしターニングポイントになった作品などはありますか?-
15年経ちますが、いまだに緊張もしますし、不安もいっぱいあります。
ですが、作品を作るということは、記録として残ること、
そして新しいものに常に出会うことの連続です。
その中でいろいろな経験を積んで次第に自分自身も成長してきたと思いますから、
特に何か(作品)によって変わったということはありませんが、時間をかけて、時間を経て、
変化してきたのでしょう。
-日本で好きな俳優や作品などはありますか?-
日本の多様な文化や作品はとても好きですね。
その中で名前を挙げるとするとやはり「北野武」監督でしょうか。「アウトレイジ」や「菊次郎の夏」、「HANA-BI」そして初期の作品「アウトレイジ」などほとんどの作品を見ました。
北野監督の作品にも「ヤクザ」世界がよく登場し、非常に男性的な側面が描かれていますが、
実は作品の中にある、人と人とのつながり(関係性)の部分にとても共感し、惹かれています。
-多忙な毎日だと思いますが、オフの過ごし方を教えてください-
撮影現場もとても楽しく過ごしていますし、特に多忙だと思うこともないので、
オフだからといって特別なことは特にしていませんよ(笑)。
-それでは、最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします-
このドラマの最大の見所ですが、ぜひ僕をたくさん見てください!(笑)。
韓国でも大ベストセラーとなった小説を原作して、歴史の新しい解釈も興味深い作品です。
さらに世宗大王の苦悩、朝鮮時代の身分制度などいろいろな視点から楽しんでもらえると思います。
その中でもやはり一番は、人は「愛」、人とのつながりによって、成長し生きていくのだということが描かれている点だと思います。
ぜひ、皆さんの心の中に残るドラマになると思いますので、楽しんでください。
そして私自身もこれからもファンの皆さんと一緒に成長していきたいと思っています。
~インタビューを終えて~
第1話先行試写を終えた後のインタビューで、1話目の冒頭に登場されるチャン・ヒョクさんのするどい眼差しとインタビューの際に見せる穏やかで優しい眼差しとの違いに、驚きを隠せませんでした。
そしてさらに驚いたことに、世宗大王のハングル創設の歴史物語だと思って試写に向かったのですが、チャン・ヒョクさんからは何度も「愛」「人とのつながり」という言葉が出てきました。ハングル創設が軸ではあるものの、その裏側にある「愛」にまつわるラブストーリー、それは男女の愛に限らず、親子、身分を超えた人間関係にもある「愛」をテーマにしたドラマなのですと力強く話されるチャン・ヒョクさんでした。
「気楽に楽しんでみてくれれば、きっと見終わった後には心に深く残るドラマになるでしょう」という自信に満ちた言葉通り、楽しんで見てみてみましょう!
【根の深い木】

ベストセラーの同名小説を原作に脚色して制作したフィクションドラマ。朝鮮時代、世宗大王と学者たちがハングルを制作する過程で、訓民正音発表の7日前に起きた謎の連続殺人事件を扱うミステリー時代劇。
ハングルや世宗をテーマにしたドラマは今まで多かったが、このドラマでは今まで知られていない世宗の姿や、王と平民のハングル制定に対する受け止め方の違いや葛藤、身分の差などをユニークに描いている。
ハン・ソッキュはハングルをつくった世宗大王、チャン・ヒョクは世宗によって死んだ父のために王の暗殺をもくろむ奴婢出身の近衛兵カン・チェユン、シン・セギョンは王のそばでハングル制作プロジェクトチームの一員として力になりながら、王の苦しみ、悲しみ、不安、絶望などを理解しようとする宮女のソイを務める。
★KNTVで日本初放送
3月17日(土)スタート
毎週土・日 22:00~23:15
(再放送 毎週月・火 14:05~15:20)
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