サンケイリビング新聞社
ミセスのパブコメ2005

これさえあれば街の防犯ポイントが分かる!お母さんたちが作った「地域安全マップ作りキット」

首都圏のリビング新聞では、今年4月から「ミセスのパブコメ2005」として「地域の防犯」をテーマに記事展開。都内のミセス600人に「防犯で一番心配なことは?」と尋ねたところ、50%の人が「子供の安全」と答え、関心事ダントツ第1位という結果になりました。
 自分たちの住む街で、犯罪が起こりやすいポイント、防犯に役立つ場所を、一枚の地図に表した「地域安全マップ」。ショッキングなニュースも続き、子どもたちを犯罪から守ろうと、各地で地域安全マップ作りへの関心が高まっています。
地域安全マップ作りキット
街の防犯ポイントが分かった
 首都圏のリビング新聞では、7月に「お母さんのための地域安全マップ作り教室」を開催。 新宿で行われた「防犯マップ作り教室」では、東京大学工学部教授・小出治さんから防犯マップ作りのポイントなどのレクチャーを受けた後、実際に街へ出てチェックを開始。
左:横浜市・小野寿江さん
右:昭島市・藤森美和さん
用意されたマップに、気が付いた問題個所をチェックしたり、必要なポイントでは写真撮影を行うなど、自分なりに感じたことを記入していきます。
 フィールドから戻ると、いよいよマップ作り。写真添付をしたり、問題点別に色分けをするなど、わかりやすさを目指すことで、リアルな防犯マップが出来上がりました。

 参加者からは、「自分の危機意識も高まったし、子どもがニュースを見ながら“ママ、この場合はどうすればいいの?”なんて質問してくれるようになりました」(横浜市・小野寿江さん)、「街を見る目が俄然変わりました。買い物途中でも“ここは車が多い”とか自然にチェック。防犯に関する親子の会話も増えているんです」(昭島市・藤森美和さん)などの声が上がり、好評でした。
お母さんたちが「地域安全マップ作りキット」を作成
 リビング新聞では、参加したお母さんたちの声を元に(右記川崎仁美さん参照)、オリジナルの小冊子「地域安全マップマニュアル」を作成。マップ作りのノウハウのほか、街を歩くときに、危険な場所とはどんなところなのか自分で発見できるように、具体的にまとめています。
 子どもの安全面はもちろん、大人も注意しておきたい、引ったくりや空き巣などをチェックポイントも掲載。読んでから街を歩くと、「犯罪者の視点」が見えてきます。
 さらに、実際にマップ作りを体験したお母さんたちから寄せられた「こんなグッズがあったら、子どもたちも楽しくマップが作れるね」というアイデアを元に出来上がったのが「地域安全マップ作りキット」。マニュアルのほかに、街歩きのときに役立つワッペン、美しくマップを仕上げる付箋、子どもたちが大喜びのシールの4点セットです。
パブコメ委員によるキット作成会議で。「やっぱりシールは欲しい」など、さまざまな注文や要望が出ました

「地域安全マップ作りキット」に関するお問い合わせ
えるこみ事務局:info@lcomi.ne.jp まで
親子でマップ作りにチャレンジしました
 7月のお母さんのための「防犯マップ作り教室」に参加した川崎仁美さんは、実際に「小学1年の息子と通学路を中心に防犯マップ作りにチャレンジしました」。
 「子どもの目線」「犯人の気持ち」を意識して親子で歩いてみると…。「せまい歩道に違法駐輪してあるバイクのハンドル、道に飛び出た針金や樹木の先端がちょうど息子の顔の位置だったことに驚きました。違法駐車・ゴミの放置・落書きなど人の目が行き届いていない、普段気が付かずに通りすぎていたところにも危険があり、街の美化が防犯につながることを実感しました」
 実際に子どもと一緒に歩き、話し合うことによって、親は子どもの行動範囲の実態を把握でき、子どもは防犯意識が高まったようです。「同じ場所でも人によって危険の受けとめ方が違うので、とにかく一度、いつもの道を子どもと一緒に歩いてみることをおすすめします」
川崎さん親子が作成したマップ。まず、住宅地図(縮尺2000分の1)などをコピーして土台になる地図を用意。歩いたルート、写真を撮影した個所を記入し、メモを貼り付けて、下書きをした後、清書します
ミセスのパブコメ2005