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えるこみギャラリーdeトーク
インタビュー Vol.1 関口真優さん インタビュー Vol.2 霞んさん インタビュー Vol.3 久米英美子さん

久米英美子さん
米国在住。
日本でスクラップブッキングのイベントや専門誌「ラブマイメモリーズ」をプロデュースするメモリーパレットカンパニーを2004年に共同設立。この会社を通じたさまざまな活動がスクラップブッキングの普及に貢献していると評価され、2006年社団法人日本ホビー協会から「ホビー産業大賞」を受賞。現在は、スクラップブッキング講師育成にも力を注いでいる。著書「大好き!スクラップブッキング」(学陽書房)など。

スクラップブッキングとは・・・「アート&クラフト」の枠を超えた、愛情表現&コミュニケーションツールです

「スクラップブッキング」を知ったのは実はつい最近の私。ブロガーさんの記事の中でした。どういうもの?と興味を持ち検索すると、その第一人者として「久米英美子さん」のホームページに辿りつきました。専門誌の発行やセミナー開催など、起業して「スクラップブッキング」を日本に広めようと活動する久米さんのパワーのヒミツも知りたくて、インタビュー(アメリカ在住の久米さん。メールでのやり取りにて)させていただきました。

「スクラップブッキング」を始めたきっかけは何ですか?

12年ほど前、娘が4歳くらいの時に近所にスクラップブッキング専門店ができ、前を通るたびに「なんだろう?!」といつも思っていました。ある日思い切って中に入ると、台紙に写真が切って貼られ、シールなどでかわいらしくデコしながらまとめてある作品サンプルがたくさん飾ってありました。娘の写真がたくさん溜まっていた私は「これだ!」と思い、いろいろなグッズを買ってうちに持って帰り、真似してやってみたのが最初です。

一番のお気に入り、もしくは思い入れのある作品は?

たくさんあって選ぶのが難しいのですが・・娘がキンダーの時に学校で描いてきた絵をまとめたものとか・・・何年も前に作ったものですが。最近のでは、スターブックという星の形になるブックを製本して、それに私の妹と姪がアメリカに遊びに来た時の写真をまとめてある作品などがお気に入りです。

初めて「スクラップブッキング」を始める人に揃えたほうがよい素材や道具を教えてください。

私は初めての人には、とりあえず
★はさみ
★アシッドフリーのペーパー類
★アシッドフリーの接着剤類(のり、テープのり、両面テープなど好きなもの)
それに
★スクラップブッキング用のアルバム(※アルバムの代わりに、とりあえず何か12インチ(約30センチ)正方の作品をしまっておけるものがあれば大丈夫です)
があればOK!と言ってます。

どんどん作るようになったら、ペーパートリマーがあるととても便利です。紙や写真をきれいにまっすぐに簡単にカットできるので、本格的にやりたい方には必需品です!

小さいお子さんを題材にした作品を多く見かけますが、子どもも大きくなってしまった世代にオススメの作品があれば教えてください。(読者から)

小さい頃から今までの写真をまとめて成長記録にしたり、旅行、花、お料理、ペット、その他なんでも。
昔の写真をスクラップするのもオススメです。


アメリカで人気の「スクラップブッキング」をなぜ日本でも広めようと思いましたか?

当時(2001年)日本の友達に聞いても皆「スクラップブッキング」を知らなかったので、こんなに楽しいことを日本の友達と一緒にできたらいいなと思ったからです。
日本人は写真を撮るのが好きだし、「大人のプリクラ」みたいな感覚でできるのではないかと思いました。

それを自身の趣味だけに留めず、起業したきっかけは何ですか?(読者から)

スクラップブッキングは、かわいいアイテムを使って素敵な作品を仕上げるという「アート&クラフト」だけでなく、写真の被写体(子ども、家族、友達、他)への愛情表現&コミュニケーション・ツールです。ジャーナル(コメント)にその時の様子を記録したり、自分の気持ちを書くことができます。うちの娘は小さい頃から、私が作るページを何度も見て読んで、自分が私や夫にどんなに大事にされて、愛されているかをよく知っています。

そういう意味で、「スクラップブッキング」はそういうエモーショナル(感情的)な部分がとても重要で、そこが素晴らしいことなので、ぜひ日本の多くの人にもぜひ紹介したい!と思いましたが、せっかくそれを伝えても当時は材料やツールが日本でほとんど販売されていませんでした。それならとりあえずネットでグッズ販売もしようと、それが起業したきっかけです。

趣味を生かして起業したいと思う人も多いですが、アドバイスをお願いします(読者から)

やりたいことはとにかくやってみるのがよいと思います。軌道修正は後からでもできます。もちろん市場調査なども必要ですし、相乗効果が期待できるので、いろいろな人と積極的に話をしてみたりするとよいと思います。そして何よりも、資金繰りや値段設定、支出入、企画などよく考える必要があります。最初は楽しくても、ずっと赤字経営では続かないので・・。趣味を生かして起業する場合は、この辺がおろそかになってしまうことが多いのですが、実は長く続けるためにとても重要なことだと思います。あと、家族の協力も必要です!

今後について

スクラップブッキング専門誌「ラブマイメモリーズ」(略して「ラブメモ」)は創刊5周年を迎えました。その「ラブメモ」のオフィシャルネットショップ「メモリープレイス」は、2002年から開設していますが、ついに今月10月16日にリアルショップとして池袋にオープンしました。教室やイベントも、今まで限定期間でデパートの催事場などで開催していたのですが、これからは常時開催できるようになります。「ラブメモ」や「メモリープレイス」を通して、日本中にスクラップブッキングを広めたいと思います。また毎年夏ごろに日本全国を回ってセミナー開催しています。お近くのかたはこちらにもぜひご参加ください。

(取材を終えて)
アメリカ在住だということで、メールでのやり取りでの取材となりましたが、対応の迅速さなど立派な起業家でもありました。たくさん送っていただいた作品すべてをお見せできなかったのが残念。単に作品というだけではなく、「愛情表現」のツールですという言葉は胸に残りました。山積みされているだけのわが家の写真たちに愛情を吹き込んであげたいな、と思いました。(佐々木 静代)
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